本の話や宇宙の謎、猫の神秘、自作小説など、目についたものをなんでも盛り込むブログ。

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木枯らしが吹く季節となりました。
寒いお外とはきっぱり縁を切り、コタツとみかんと猫の生活。
あらあら北風さんが強いわねえ……ちょっとカーディガンでも羽織って、コタツの温度を高くして。さあコーヒーでも飲みましょう。ウマー。
あんたちょっとノンキ過ぎじゃない?! いいえ、これがコタツムリの正しい生活です。

冬はやはり、ついつい本に手が伸びる時期ですよね。
大掃除? うん、ちょっとココ読んでから。
ココっていうのは、つまりキリのいいところまで、ってことよ。そう、キリのいいところっつーのは章の終りとか、段落の終り、そして物語の終りとか。全部読むってか。あたぼうよ。

そんなコタツムリ孔雀堂が、探して参りました。
「絶対オススメ本 ☆5つ!」という優れモノです。


文学刑事サーズデイ・ネクスト〈1〉ジェイン・エアを探せ!文学刑事サーズデイ・ネクスト〈1〉ジェイン・エアを探せ!
(2003/10)
ジャスパー フォード

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【あらすじ】

 物語の舞台は1985年のイングランド。私たちの世界とは違い、タイムトラベル術やクローン技術が発達していて幻のドードーが野生化していたりする。その一方、マイクロチップやモーターエンジンが開発されていないのでコンピューターは無いし、遠距離を旅行する時には飛行船にのらないといけない。
 そして何よりも大きく違うのは、クリミア戦争が終結していなくて戦争131年目を迎えているという凄まじさ。
 主人公サーズディ・ネクストは、クリミア戦争の名誉ある帰還兵です。そして物語内では特別捜査機関スペックオプスの文学刑事(リテラティック)として活躍しています。彼女の世界では文学が最高のエンターテイメントであり、民衆は「シェイクスピアの戯曲を書いたのは、実はウイリアム・ベーコンである」という議論に熱中している。そしてサーズディは昔の恋を忘れられずに、仕事に没頭する日々。
 彼女の英文学の教授、アシュロン・ヘイディーズという悪党に引きずられるように、彼女は事件に巻き込まれてゆきます。大発明家である伯父が「文学世界に入り込める機械」を作り、一層混乱に拍車がかかってゆきます……




 副題である 『ジャイン・エアを探せ』 にもある通り、もちろん「ジェイン・エア」の物語世界が視覚的深みを増して書き込まれています。
「リチャード三世」「ハムレット」「鏡の国のアリス」などの金字塔も余すところなく登場し、英国文学好きにはたまらない逸品となっております。
 サーズディのちょっぴり泣ける過去とか、職場の同僚たちの「濃いキャラクターたち」も、きわめて人間的な悩みを抱えていたりして私たちの肩をカクンとずっこけさせてくれます。
 何よりも素敵なのが、文学作品の中に入れること……。これこそが私の子供時代からの夢でした。
 おそらくはほとんどの読書中毒患者の持つ「夢」だろうとは思いますが、物語の中に入りたい……そう切実に思った思春期の頃。社会人になりたての頃。生活に疲れた現在。つまりずっと、文学作品の中は魅力的すぎます。
 そんな願いを、ほんのちょこっとだけ叶えてくれる本。それが、『文学刑事 サーズディ・ネクスト』 なのです。

 大好きな作品の裏側をちょっと見せてくれる。そんなサービス心たっぷりの物語。
 ぜひ読んでみてください。絶対に損はさせません!



あらすじは、「訳者あとがき」を参考にさせていただきました。
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コメント
この記事へのコメント
おはよーございまっす(^o^)/

え~、すごい本があるものですねぇ。
ジェインエアが大好きなので
目がキラーン☆となってしまいましたよ。

蝙蝠丸さんはコタツで読書ですか~いいですねぇ。
私はただの布団にくるまってます。
猫がいればいいんです!
ついつい寝てしまうわ~。
2009/12/10(木) 06:17 | URL | せいの #-[ 編集]
せいのさん。
こんにちは~、実はせいのさんのブログの「古典が好き」で思い出して、本棚から引っ張り出してきました(^^)
いつか絶対にレビューを書こうと思っていた本です。ジェイン・エアのお好きな方なら悶絶すること間違いなしの物語ですよ~(もちろん、いい意味で)

はい、わたくしコタツで一日18時間ほど過ごすほどのコタツムリ、カブと同じだけコタツにあたっています。
せいのさんはお布団ですか。お布団も魅力的ですねえ……猫ちゃんたちと丸まってポカポカしている時は天国でしょうね。
うちのカブは布団に入って一緒に寝てくれないんですよ。……茶太郎さんに「猫の心得」をこんこんと諭してもらいたいです。
2009/12/10(木) 12:35 | URL | 孔雀堂 #-[ 編集]
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